文化振興 ご当地プロダクツの企画

成型技術を活かし国宝のフィギュア化を再現

函館市内で出土した国宝「中空土偶」から、
お土産品を着想。
市へ依頼し、レプリカを精密にスキャニング。
手のひらサイズに商品化。

1975年に、旧南茅部町で発見された縄文時代後期の土偶。精巧な作りが特徴。2007年に国宝に指定され、函館市縄文文化交流センターで常設展示されている。

出典:函館市公式観光情報 はこぶらHP

試作

モックアップ

実際の中空土偶

                

函館市縄文文化交流センター(函館市臼尻町)で販売中

製品化までのフロー

国宝 中空土偶
函館市縄文文化交流センターで常設展示
サンプリング
函館市役所よりレプリカ品をお預かり
モックアップ
形状確認のため、手作りで試作品を作成
スキャニング
レプリカ品を3Dスキャンで精密にスキャニング
プリンター出力
計測データから3Dプリンターで制作
試作検証
細部形状の修正を繰り返し、試作トライ
完成
手のひら6cmサイズの土偶フィギュア完成

インバウンドをターゲットとした函館ブランド商品

函館五稜郭グッズ
図面から3Dデータ→プリンター出力

お客様のご要望により制作

函館山のペーパーウェイト制作
ライティングで四季を表現

Spring

Spring

さらなる土偶フィギュアの展開

青森県三内丸山遺跡で出土した土偶の商品化を進行中

土偶フィギュア商品の第2弾として、
三内丸山遺跡で多数発見された、体が板のように扁平につくられた板状土偶のフィギュアの再現にトライしています。

文化振興にかける想い

代表 中嶋 俊一

函館市内に営業拠点「函館開発センター」を置いていることもあって「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を機に商品企画しました。函館は魅力的な観光地ですから、外国人観光客にも喜ばれるメード・イン・ジャパンの土産品を作ろうと考えていて、素材を探していたんです。
国宝を身近に感じてもらいたいという気持ちがありましたね。
そこで、可愛らしい中空土偶を精巧にフィギュア化して販売したら、人気がでるのでは? と思いつきました。

函館市内で各種模型の企画設計会社さんに全面的に協力していただきました。ほかにも市経済部や市教委文化財課、道立工業技術センターや市縄文文化交流センターなど、多方面からの協力とアドバイスのおかげです。完全にメード・イン・函館の製品を作ることができました。国宝をフィギュアとして身近に触れて感じてもらいたいです。特に子どもたちが中空土偶や縄文文化に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。